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まずは表のリズムからマスターしよう!

こんにちは、ボイストレーナーのKです。
前回のコラムでは歌を上達させる上での
「リズムトレーニングの重要性」について書かせていただきました。
今回はリズムトレーニングの具体的な内容を書かせていただきますね。

リズムトレーニングの中には表拍という概念と裏拍という概念があります。
(今回のコラムでは表拍を中心に書かせていただきますので、裏拍の説明に関してはおって説明させていただきますね。)

ボイストレーニングを少しでも勉強した事がある人は
「リズムトレーニングと言えば裏拍のトレーニングが重要でしょう!」
と考えている人も多いと思いますがちょっと待ってください。

もちろん、裏拍のトレーニングはとても重要ですが、それは表拍をしっかりマスターしている土台の元に裏拍のトレーニングを行った方がより効果が高くなってきます。
特に、表拍のリズムが強く身に付いている日本人にとっては裏拍のリズムは難易度が高いので、まずは表拍を習得するのが歌の上達の近道になるでしょう。

では、ボイストレーニング初心者の方のために、表拍の説明からさせていただきますね。
お手元にメトロノームがある方は鳴らしてみてください。
すると「カチ、カチ、カチ、カチ」という音が鳴りますよね。
それが表拍です。
みなさん、曲を聞いている時などにリズムを取る時に足や体を揺らしたりしますよね。
日本人の場合はそのリズムが表拍だと考えてもたいてい正解でしょう。

では、具体的なトレーニングの紹介に移ります。
まずはメトロノームを鳴らしてください。
(メトロノームはリズムトレーニングをする中では必需品になってきます。
今はスマートフォンのアプリで無料で手に入れる事もできますのでぜひ入手してください。)

拍数を4分の4拍子にして、まずはテンポ100ぐらいで始めてみましょう。
「カチ、カチ、カチ、カチ」という音に合わせて手を叩いてみてください。
タイミングが合ってくるとパン」という手を叩く音と、「カチ」という音が重なり、メトロノームの音が聞こえなくなります。
出来る限り、タイミングが合う回数を増やしてみてください。

中々タイミングが合わない人は体や足などで、倍のリズムを刻みながら手を叩いてください。
手で「1,2,3,4」とリズムを取っている裏で体や足などで「1,2,3,4,5,6,7,8」とリズムを刻むのです。
100のテンポでできるようになってきたら、リズムを早くしたり遅くしたりと様々なリズムで挑戦してみましょう。

それができるようになってきたら次は「1,2,3,4」と手を叩きながら歌をうたってみてください。
表拍のトレーニングをする時はできるだけ日本のPOPSなどがいいでしょう。
日本の童謡なども簡単なリズムの感覚を掴むためにはお勧めですよ。
「1,2,3,4」と手を叩きながらでも、ちゃんと歌えるようになるまでトレーニングしてください。

ここまでは比較的簡単にできるようになります。
できない人はできるようになるまで頑張ってくださいね!
次回のコラムではさらに難易度の高い表拍のリズムトレーニングを紹介させていただきますので楽しみにしていてくださいね!

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ボイストレーナープロフィール

ボイストレーナーK

1982年(昭和57年生まれ)

アーティスト活動を続ける中、日本・海外流問わず様々なジャンルのボイストレーニングを習得する。

その後、日本では最大数のボイストレーナーを抱える大手ボーカルスクールの統括として働き、現場で生徒さんにボイストレーニングを教えるボイストレーナーへの指導も行う。

今まで指導してきた生徒数は300人を超える。


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